夏から練習が始まったうちの新曲の中で、わたしの印象が大きく変ったのがこの曲です。
子供のころから耳にしていたそのメロディーは、ゾウやトラが演技するサーカスの音楽隊や町を練り歩くチンドン屋の定番曲で、短調の響きが物悲しく感じられあまり好きにはなれませんでした。
新曲として楽譜を手にしネットでこの曲について調べてみると、
作られたのは明治35年、
作曲者は佐世保海軍第三代軍学長の田中穂積
作詞者は武島羽衣
とあります。
4番までの歌詞があり、自然は天然の音楽に溢れ、景観は天然の織物のよう、美しい絵のようなのだとも歌っていて、昔覚えたメロディーがわたしの中で色を放って広がって行く思いに変わってゆきました。
一番の歌詞は次のよう:
空にさえずる鳥の声
峯より落つる滝の音
大波小波とうとうと
響き絶やせぬ海の音
聞けや人々面白き
この天然の音楽を
調べ自在に弾きたもう
神の御手(おんて)の尊しや
G
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